デュアルSIMって実際どうなの?メリット・デメリットを徹底解説

「スマホ代をもっと安く抑えたい。でも、遅い通信や繋がりにくさは絶対にイヤ。」
そんな悩みありませんか?
格安SIMの安さは魅力だけど、いざという時に速度が落ちるのはちょっと…。
そこで提案したいのが 「デュアルSIM」 という使い方です。
例えば、普段は格安SIMで節約しつつ、混雑時や出張先などで通信が遅くなった時は、通信が安定しているSIMを使う。
そんな賢い使い方が、デュアルSIMならできちゃいます。
この記事では、スマホ代を抑えたいけれど快適さも譲れない方のために、デュアルSIMのメリット・デメリットをわかりやすく解説しました。
この記事を読み終える頃には、自分に合った賢い使い方を見つけられるはずです。
それでは参りましょう!
デュアルSIMとは?初心者にもわかりやすく解説
そもそも「SIMカード(シムカード)ってなに?」と思っている人も多いはずです。
かんたんに説明すると、SIMカードは、スマートフォンに必ず入っている小さなICカードのことです。
このカードには、電話番号や契約情報が記録されており、これがないと通話やデータ通信ができません。
なので、スマホを使うときは、SIMカードが不可欠なんです。
デュアルSIMの仕組み
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを同時に入れて使える機能のことです。
例えば、
- LINEMO&NUROモバイル
- 楽天モバイル&HISモバイル
みたいな感じで、一つのスマホで2つのキャリアの電波が使える状態になります。
ちなみに、僕はLINEMOとNUROモバイルのデュアルSIMです。

NUROモバイルは料金が安いですが、混雑時に通信速度が遅くなります。
一方で、LINEMOは通信が安定しているので、繋がりにくいときは切り替えられるのがメリットです。
NUROモバイルは3GB月額792円、LINEMOは3GB月額990円なので、6GB月1,782円。
他社の格安SIMと比べれば、少し高いですが、アプリのダウンロードもサクサクできるので便利ですよ。
デュアルSIMの種類
デュアルSIMには主に2つのタイプがあります。
- SIMカード×2:SIMカードを2枚挿入
- SIMカード&eSIM:1枚はSIMカード、もう1枚は本体に内蔵された電子SIM
iPhoneやAndroidスマホの多くが、SIMカード&eSIMのデュアルSIMに対応しています。
なので、契約の手続きをするだけでカンタンにデュアルSIMにすることが可能です。
デュアルSIMのメリット!
デュアルSIMのメリットは以下の通りです。
- 通信品質を保ちつつスマホ代を節約できる
- 通信障害や混雑時にストレスなく使える
- 仕事とプライベートを1台で使い分けできる
- 海外旅行や出張時にも便利
順番に解説していきます!
メリット① 通信品質を保ちつつスマホ代を節約できる
格安SIMに乗り換えたけど、「繋がりにくくて困る。。」と感じてる人もいると思います。
ですが、デュアルSIMなら大丈夫。
例えば、LINEMOと日本通信SIMで、デュアルSIMにしたとしましょう。
LINEMOは通信速度が速く、安定しているので、日本通信SIMが繋がりにくい時に切り替えると、ストレスなく使えます。
月額料金は2,380円、しかも、日本通信SIMには5分かけ放題がついてくるので、通話料は気にしなくてOK。
大手キャリアの無制限プランと通信品質がほとんど変わらないのに、スマホ代が節約できるのがメリットです。
メリット② 通信障害や混雑時にストレスなく使える
デュアルSIMを使うと、通信障害や通信が混雑しているときに、ストレスなく使えます。
少し前の話になりますが、auで通信障害がありました。
KDDIによりますと、26日午後1時20分ごろから全国で通信サービスが利用できなかったり、利用しづらくなったりする障害が発生していましたが、午後1時48分ごろ復旧したということです。
影響が出たのはau、UQモバイル、povoなど、KDDIの回線を使った携帯電話サービスの音声通話やデータ通信などです。
会社は「お客さまに多大なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます」とコメントしています。会社では障害の原因を調べています。
出典:NHK
auを使っていた人は、本当に困ったと思います。
でも、デュアルSIMなら通信障害があったとしても、通信を切り替えればスマホが使えるので、安心です。
メリット③ 仕事とプライベートを1台で使い分けできる
デュアルSIMなら仕事とプライベートをスマホで1台で使い分けできます。
「仕事とプライベートがごちゃごちゃになるのは嫌なんよね〜」という人は、デュアルSIMを使うと、棲み分けができるので、休日も仕事のことを考えなくて済むようになるです。
メリット④ 海外旅行や出張時にも便利
デュアルSIMなら、海外旅行や出張した時にも対応できます。
例えば、トリップSIMを購入して、SIMカードを入れるだけで海外仕様です。
普段は、eSIM+SIMカードを入れて使えば、通信の品質を保ちつつスマホ代の節約ができます。
デュアルSIMのデメリット。。
デュアルSIMのデメリットは以下のとおりです。
- 対応してない機種がある
- 設定や管理が少し手間
- バッテリー消費が増える可能性がある
- 初期費用がかかることがある
順番に見ていきましょう。
デメリット① 対応してない機種がある
ごく稀に、対応していない機種があります。
なので、デュアルSIMにする前に、自分が使っているスマホが対応しているか確認しておきましょう。
iPhoneは、基本的にSIMカードとeSIMが使えます。
Androidは、Google PixelやGalaxyなどもデュアルSIM対応です。
デメリット② 設定や管理が少し手間
デュアルSIMは、設定や管理に少し手間がかかります。
ただ1回設定してしまえば、感覚的に操作できるので、そこまで心配しなくていいかもです。

iPhoneでは、電波状況によって自動切り替えするように設定ができますよ。
デメリット③ バッテリー消費が増える可能性がある
デュアルSIMでは、バッテリーの消費が増える可能性があります。
複数の回線で、常に電波を探し続けるからです。
僕は、シングルSIMでもデュアルSIMでも使ってますが、充電の回数は変わってないので、個人的にはそこまで気にしなくてもいいかなと思います。
デメリット④ 初期費用がかかることがある
デュアルSIMにすると、格安SIMによって初期費用がかかります。
サービス名 | 事務手数料 | SIM発行手数料 |
---|---|---|
楽天モバイル | 無料 | 無料 |
LINEMO | 無料 | 無料 |
ahamo | 無料 | 無料 |
povo | 無料 | 無料 |
日本通信SIM | 3,300円 | 無料 |
イオンモバイル | 3,300円 | 無料 |
HISモバイル | 3,300円 | 無料 |
NUROモバイル | 3,300円 | 440円 |
mineo | 3,300円 | 440円 |
IIJmio | 3,300円 | 446円 |
初期費用がかかるといっても、月額料金が安いので、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。
デュアルSIMの注意点
デュアルSIMの注意点は、格安SIMの組み合わせによって使えないことがあります。
多くの格安SIMは、プロファイルというものをダウンロードして使うのですが、これは一つしかダウンロードして使えません。
なので、デュアルSIMにするときは、プロファイルが不要な格安SIMを一つ、契約して使う必要があります。
プロファイルが不要な格安SIMは以下のとおりです。
このなかから格安SIMを契約したうえで、もうひとつ格安SIMを選んでみてください。
デュアルSIMの組み合わせ
個人的に、満足度が高い組み合わせは、日本通信SIMと大手キャリアのサブブランドです。
具体的には、こんな感じです↓
まず、日本通信SIMはコスパ最強です。
20GBに5分かけ放題がついて、月額1,390円。
ただお昼に通信速度が下がってしまいますが、電話は無料で使えるので、日本通信SIMを主回線にします。
あとは、お好みでLINEMOとpovoから選びます。
ちなみに、両者とも大手キャリアのサブブランドなので、大手キャリアと同じ通信品質です。
LINEMO
LINEMOは、PayPayポイントがもらえたり、無料のLINEスタンプがもらえたりと、特典が強いです。
3GB月額990円なので、日本通信SIMと組み合わせると、月2,380円。
23GBと5分かけ放題がついて、この価格ならかなりお得な感じがします。
povo
povoは、必要な時に必要な分だけ購入するトッピングスタイルなので、無駄遣いをしなくて済みます。
1GBからトッピングができるので、「今使いたい!」と思ったときに、購入すればOK。
7日間1GBで390円、6時間無制限が240円などなど、手頃な価格のトッピングがあるのが魅力です。
デュアルSIMはこんな人におすすめ!
デュアルSIMの利用を特におすすめしたいのは、以下のような人です。
- 節約も通信品質も妥協したくない人
- 仕事とプライベートをきっちり分けたい人
- 海外に行く予定がある人
格安SIMとサブブランドを使い分けられるので、節約も通信品質も妥協したくない人におすすめです。
1台で2つの番号を使い分けられるので、オンオフをしっかり切り替えたい人にぴったり。
海外SIMを入れるだけで、現地でスマホが使えるし、日本の番号もキープできるので旅行や出張に行く予定がある人にも向いています。
まとめ
デュアルSIMをうまく使えば、通信品質を落とさずにスマホ代を節約することができます。
格安SIMに乗り換えたけど、繋がりにくくなって困っている人は、デュアルSIMにするだけで、ストレスが解消されるはずです。
この機会に、デュアルSIMに挑戦してみてください。
応援しています!